メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

悪夢と野良猫

忘れたいことをようやく忘れられたかな、という頃に、すべてをだいなしにするような夢を見てしまうのが、わたしの常だ。明らかになるのは自分のあさましさやあきらめの悪さ、そういったもの。夢だと、望むことが直裁的すぎる、短絡的すぎる表現でアウトプットされてくるので、情けないのを通り越して笑えてしまう。

二日連続そういう夢を見て、ぐったりして家を出て、猫と会う。野良猫の写真を撮ることは、いつのまにかすっかり趣味になってしまった。例の親子猫のお母さんとも、すっかり顔なじみになって、近寄っても逃げては行かない。「野良猫アルバム作りなさいよ」と姉に言われたのだけれど、なんせ携帯電話のカメラだから、プリントには耐えないんじゃないかと。猫は野良に限る。黒猫とか、へんな、まだらな色合いの猫とかで、警戒心の強い目をしている子が特に好き。