メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

広島にて

起床して、映画の日であることに気づき、慌てて上映スケジュールをチェックする。あまり心惹かれるものはなかったものの、「シンデレラマン」を観に行く。一度は落ちぶれ、貧苦にあえいだボクサーの奇跡的な復活と夫婦愛を描いた作品、というとベタベタな感じだけど、いい意味で派手さのない佳作。ラッセル・クロウレネー・ゼルウィガーも特に好きではないわたしの目には、愛すべき名脇役ポール・ジアマッティの好演が光っていた。

映画のあと、広島では必ず立ち寄るアカデミック書店に。安部公房complete worksの分冊や、絶版の草野心平、サンドラール「世界の果てまで連れてって」など、涎をたらしながら見て回っているわたしの目に飛び込んできたのは「世界セクシー文学全集」セットで5000円! とてもとても欲しくなってしまって、どうするか悩みつつT先輩にメールを送ると、すぐさまきた返事は「欲しい!お金と送料は払うから!」……勢いに負け、読ませてもらう約束で、権利譲渡。