メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

昼過ぎに、哀しいメールが届く

わたしが好きになる人は、男女問わず、すこしひねくれていて、とても不器用で、ときどき残酷だ。何十年生きたって、何度似たようなことを繰り返したって、きっと、ひとを好きになることやひとに好きになられることだけは、上手くならないのかもしれないね、と、なんかもう、泣き笑いで。こういう日が来るかもしれないと漠然と思いながらも、彼女にかける言葉は何も用意できていなかったから、携帯片手に一時途方に暮れた。

夕方から、先輩とお寿司を食べにいき、ストレス解消のバッティングに誘われる。漫画喫茶の亜種なのか、お金を払うと三時間、ビル内のアミューズメント(スポーツやダーツやビリヤード、ゲームにカラオケ、漫画や映像作品にマッサージチェアまで)が使い放題なのだという。ミニスカートのワンピースにレース付のベロアジャケット、網タイツにロングブーツといういでたちで、バッティングをして、バトミントンをして、マッサージチェアでくつろいで、ゲーム。バトミントン以外ほとんど初体験で面白かったけれど熱中しすぎて腕や脚が痛い。きっと明日は筋肉痛だ。

バッティングの帰りに、コーヒーでも飲もうと歩いていると、西通りにひとがずらりと並んでいる。いくら混み合う週末とはいえ、この時間に、普段行列ができることのない店の前に、なぜこんなに人がいるのかといぶかしむ。すれ違い様、その人たちをちらりと見遣り、ああ、こういうことかと納得。街頭のテレビスクリーンには、ちょうどロッテとソフトバンクホークスの試合中継が映し出されていた。さして大きくもない画面(しかも、割と高いところにあるので見づらい)を、息を詰めて見守る人たち。
そういえば、プロ野球球団を抱える街に住むのは、福岡が初めてだ。今までは、大分(実家)に柏(学生時代)と、Jリーグにしか縁がなかったけれど、やっぱり野球は盛り上がりが違うよなあと実感。