メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

台風のなか、調布の深大寺へ

出かける前に、ひとこと挨拶したいと、Sの恋人が雨の中やってきた。とても良さそうな人なのでなんだか嬉しくなってしまう。

渋谷経由、明大前経由、調布へ。京王線に乗るのは久しぶり。調布駅にて、大学卒業以来の再会となるAくんが筑波より参戦。大学に入学した当初わたしたちは、何かと遊びに行ったり飲みにいったりする仲良しだった。けれど、いつだったか、子どもじみたAくんのデリカシーのない言葉に、子どもだったわたしが激怒して、それから少し気まずくなってしまった。気まずいまま、卒業したような気がする。そんなことがあって、再会前には少し気恥ずかしいような気持ちだった。もうわたしは、自分がなにに怒っていたのかも覚えてはいない。出会い頭に、「ひょろったね」と言われる。なんだか悔しい(確かに昔は、若さ故のはちきれそうな体型をしていたけど)。

幸い台風はそれた。お寺を散策し、和尚さんからも楽しい話を聞くことができた。

おみくじが大吉。お蕎麦が美味しかった。護摩木に願いを書く。別に、わざわざ祈らなくたって、とても簡単で、でも苦しみなしに貫くのは難しい、そんな願いを書いた。いつだって他に願いなんて浮かばない。

調布から戻り、好きな歌を聴く。多分良い日。