メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

台北日記(1日目)

起床。あいにくの雨にがっかりしたものの、昼過ぎに着陸した台北は快晴。空気や植生に亜熱帯を感じるが、覚悟していたほどの暑さではない。

空港から台北市内までハイウェイを経由しておよそ45分。車窓の景色を楽しんでいたのもつかの間、車が市内に入るとまず、台湾交通事情の洗礼を受ける。とにかくここの人たちの運転は乱暴。自動車がまだまだ高級品とのことで、バイク(といってもほとんどが単車)がとにかく多い。そしてそのバイクは車道の真ん中を、自動車と同じだけの自己主張をしながら走っている。自動車も、バイクや歩行者を気遣う素振りは見せない。一度に2車線の車線変更は当たり前、3車線の道路を4列くらいで走っていることもある。おそらく荒っぽい運転に見えても、この地域独特の事故を起こさないための暗黙のルールはあるのだろう(と思いたい)。けど、滞在4日間のあいだ、タクシーの後部座席で何度ひやりとさせられたかわからない。ちょうど、台湾の免許証で日本の公道を運転できるようになるという法改正のニュースを目にした直後だったから、なおさらに不安な気持ちになってしまった。

午後はとりあえず市内中心部の有名観光地を軽く流す。総統府、中小紀念堂、龍山寺など。ついでに町並みをチェックするが、日本の下町とそう変わらない印象を受ける。面白かったのは龍山寺で、仕切りごとに順番に「学問の神様」「事業成功の神様」などが並んでまつられている。日本だと、それぞれの寺社に得意分野? があって、願いの種類によって詣でる先を選ぶことが多いけれど、ここだとどんな願いも一ヶ所で済ませることができそう。

夕方ホテルにチェックイン。JALグループの提携ホテルだったので日本語も通じて何かと安心。ホテルの周囲にはヴィトンやシャネルなどのハイブランドが軒を連ね、日本でいう銀座のようなところなのかな。何より嬉しいのがホテルではお手洗いが日本国内と同じように使えること。台湾は下水管が細いため、基本的にお手洗いの紙を便槽内に流すことができない。手洗いの個室内に大きなくずかごがあり、使用後の紙を皆そこに捨てるのだ。衛生面には気を遣ってゴミ収拾を頻繁におこなっているのか、街中でも臭い等に不快な思いをすることはなかったのだが、やはり心情的に、使用後の紙を流せない状況には抵抗がある。なんだかんだと滞在中、可能な限り手洗いはホテルで済ませていた自分はまだまだだなと思う……。

日が暮れて、外出。とりあえず一度は有名な士林夜市(屋台街)で夕食をとろうとメトロに乗り込む。台湾メトロでも、suicaのような電磁カードで料金を支払うのが主流な様子。カードを持たない人は日本同様切符を買うのだけれど、最近紙切符からトークン(プラスチックコイン)に切り替わったとのこと。東急電鉄では廃切符でトイレットペーパーやベンチを作っていた気がするけど、やっぱり環境に優しいのは再利用可能なトークンなんだろうな。

剣潭という駅で降りて、まずわたしのたっての希望を叶えるため「辛發亭」というお店へ。わたしはアイスクリームやかき氷に目がない。台湾は暑い国だからか、かき氷屋が充実していると聞いていたため、今回旅行のわたしの目的は観光でもエステでもなく実質「かき氷と水餃子」だったのだ。辛發亭は、雪片氷と呼ばれる文字通り雪のようにふわふわのかき氷で有名なお店。最近日本でも同様の氷店が渋谷や大阪にできて人気を博しているとか?
http://www.taipeinavi.com/food/restaurant.php?id=318

量が多いと噂を聞いていたので、珈琲味と抹茶小豆味を頼み、3人で分け合う。今まで食べたことのないふわふわの食感と甘さ控えめな味に、一気に平らげる……唯一冷たいものがあまり得意でないSはこの時点でまだ、滞在中連日のかき氷地獄が襲い来るとは及び知らないのであった……。

その後夜市。名物の牡蛎入りたまご焼き+ワンタンを食べる。地下鉄で帰りぎわ、駅近くの三越とIDEEというビルを探検。三越のライオンが日本のと違ってなんだかオリエンタルな顔。IDEEというのは若い子向けのショップが多く入ったファッションビル。ツモリチサトやタヤマアツロウなど日本でもおなじみのお店がたくさん。8割は日本でも馴染みのあるブランド+2割が地元ブランドといった感じかな。ただし価格は日本と変わらないのでお買い得感はなし。ちなみに衣料品や、観光地の入場料、ホテル・レストラン・外国資本のカフェ(スタバなど)の価格は日本と変わらなかった。屋台や街中の飲食店、タクシー代については日本の1/2から1/3くらいが相場かな?