メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

スローターハウス5|カート・ヴォネガット

いつか読むだろうと思い続けて、結局こんなに遅くなってしまった。手に取ってぱらぱらめくっては棚に戻す、という行動を何度繰り返したかわからない。誰かが以前この本について「10代のうちに読んでおくべき一冊」と書いていたけれど、わたしはすでに10代を終えてしまっていたから。そして、文庫の裏表紙を読む限り、ただのユーモア小説のように思えたから。

虚無と無常。
あまねく死に対して「So it goes.」と続けられる小説。

あとで反芻すべき文章が書かれている頁に、手近にあった紙を挟み込みながら読んでいると、あっというまに手持ちの紙切れはなくなってしまった。しかたなく、一度挟んだ紙をとりだして、破って使った。