メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

田舎にて

早起きをして祖父母宅の大掃除へ。昨日までの暖かさからは信じられないような天気で、山は吹雪。
実家から車で約1時間、温泉好きには名の知られた小さな町に祖父母は住む。わたしが子どもの頃、盆正月にはこの家に100人を超える人が出入りした。近所の人々の他にも、町を出て行ったその子どもたちが孫を連れて帰ってくる、おそらくあの頃が一番賑やかな時期だったのだろう。孫たちは成長し、ここへやってくることは少なくなった。町を出て行った人もいるし、昔甘えた老人たちの多くは死んだ。
天候のせいもあるのか、とりわけ今日は、景色が荒涼として見えた。

でも、ここはきれいだ。立ち並ぶ枯れ木も、遮るものなく吹きすさぶ風も、懐かしくて美しい。そしてわたしが今暮らすのは、アスファルトと人間と、人工的にデザインされた緑にあふれる街。