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メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

仕事始めました

よしなし 本のはなし 音楽のはなし

先日、わたしが黒のショートパンツの下にワインレッドのタイツを履いているのを見た祖父が「そのズボンの下の赤いのはなんだい?」と訊ねた。わたしは「タイツ」と即答し、念のため「靴下」と付け加えた。祖父は「それは、寒くないの?」と再び訊く。彼の目に、孫娘はずいぶん薄着をしているように見えたらしい。

実際のところ、分厚いカラータイツは見た目以上に温かい。しかもぴったり腰まで覆ってしまうので下腹部の保温性でいえば、毛糸のパンツの次くらいに有能である(と確信している)。わたしは、祖父に「ももひきみたいなものだよ」と言った。「つま先まであるももひき。あったかいんだよ」。祖父は「そうか、靴下とパッチを兼ねているのか。便利だねえ」と納得し、安心しきっていた。
振り返ると母親が爆笑していた。

それだけ温かく過ごしていたのに、実家から戻った翌日には高熱を出す。

仕事始めの日、定時まで持ちこたえたものの、友人との食事はやむなくキャンセル。土曜日の会食も欠席する羽目になった。悪寒、吐き気、背骨の砕けるような痛みに耐えて丸一日、ようやく熱は下がったが、食道から胃にかけて何かが詰まっているかのような不快感がなくならない。食べたものがまったく胃から落ちてゆかないので、薬を飲むために何かを胃に入れる、それだけのことにずいぶん勇気がいる。

結局週末はまたもや寝て過ごしてしまった。頭が痛くて本もあまり読めなかった。「なしくずしの死」、上巻まで読んで中断。内容的には嫌いじゃないのに、読むのに体力を消耗してしまうのがフランス小説とロシア小説。情報量に対して文章の量が多すぎるからだろうか、毎度長い戦いを強いられる。息抜きにまたもやヴォネガット「猫のゆりかご」を読みはじめる。Calexicoの「Garden Ruin」とIron&Wineの「shepard`s dog」を聴く。ついでに子年だから、ModestMouseを聴く。