メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

風邪をひいたひょうしに

風邪をこじらせ、喉をつぶしてはや数日。ほとんど口を開かずにいると、人の中にいても、自分が本当にそこにいるのかいないのか、よくわからなくなってしまう。言葉というコミュニケーションツールを封じるだけで、とても薄くて頑丈な膜が自分と世界のあいだを隔ててしまうような。少し寂しい。少し楽しい。

そんな調子なので今日は、出先から直帰させてもらう。新緑も、お堀の澱んだ水までもきらきらしていて、カバンのなかのカメラが気になるけれど、道行くひとを気にして取り出せない。写真。上手にならなくてもいいから、自由に撮れるようになりたい。帰り、タワーレコードで、death cab for cutieの新譜を買う。ブックファーストで、ずっと気になっていた「終わりの街の終わり」を買う。あと、お風呂用の本(※写真が多くて頭を使わず読める、雑貨や旅行や食べ物の本を指す)も1冊。そういえば、カンヌ映画祭が開幕したけれど、映画そのものより気になるのが、おそらくは映画化されたおかげで、もうじき、サラマーゴの「白の闇」が復刊されるという噂。本当かな。本当だといいな。楽しみすぎて、おかしくなりそうです。

体調はまったくよくないのに、なんだか昨日から、何もかもが、いつもあんなに怖がっているものですら、怖くない。そんな気分。