メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

サマードレス

この間まで住んでいた部屋には、バスルームに浴室乾燥機がついていた。ドアを閉めて、給湯器のパネルと一体になっている設定キーを押すと、小さな浴室内がそのまま乾燥機になる。プロパンガスなので多分それなりにコストはかかっていたのだろうけども、雨の日でも気持ちよく洗濯物が乾くのはありがたかった。今住んでいるところにはそのような機能がないので、こんな梅雨時は洗濯に頭を悩ませることになる。乾燥機つきの洗濯機を購入するのが一番現実的な選択肢なのだろうけども、最近パソコンの挙動がとんでもなくおかしい。おそらくわたしは遠くない将来にMacBookを購入する羽目に陥るだろうから、乾燥機を今買うことには、ためらってしまう。


浴室乾燥機の代わりというわけではないのだけども、今住む部屋にはバスルームにも小さいながら窓があり、おかげで朝、自然光を感じながら入浴ができる。窓のない浴室で過ごしているときは、それはそれで満足というか納得というか、「浴室の窓」というものの存在すら忘れてしまいがちだけれど、こうして取り戻してみると、バスルームに太陽の光というのは、とても大事な、なくてはならないものだったような気がしてくる。


干しながら、特に好きな色というわけでもないのに、昨夏は青い洋服をたくさん買ったよなあと改めて思う。ターコイズブルー。クローゼットの一角が真っ青になってしまうくらいに。

今年は白い、長いスカートに惹かれる。白い服なんて別に好きじゃなかったし、長いスカートも苦手だったのに、ある日急に。

真っ白いコットンのロングワンピースは静養地然としていて、あまりに日常からかけはなれているからか、あるお店でかわいそうなくらいいつまでも売れ残っていた。値下げされても、値下げされても、マネキンはずっとずっとそのワンピースを着たままでいた。なんだかかわいそうになってしまい、購入したものの、一度も袖を通さずに四年が過ぎた。それを、今年は着ている。

当たり前の顔で着てしまえば、街にだって、当たり前みたいに馴染んでしまう。結局のところ、洋服なんて、びくびくした顔で着るものじゃあないのだ。