メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

ドニ・カラヴァン展を見る、そしてプラネタリウムへ

起床、洗濯、入浴、午前9時半過ぎに出かける。休暇日程がなかなか定まらなかったため旅行計画もたてておらず、下手をすればこの夏休み、東京から一歩も出ないということにもなりかねない。それもなんだか虚しいので、今日の目標は脱東京……で行った先は川崎……。脱出と言えるのかこれは。

どうせ小田急に乗るならと、途中千歳船橋で降り、世田谷美術館へ。交通アクセスの悪さからなかなか訪れる機会がなく、実は今日がはじめて。

特設展は、イスラエルのアーティスト、ダニ・カラヴァン展。立体のイメージが強かったのだけども、そこに至るまでのフレスコ画や書籍装画→舞台装飾→大規模な造形へと進んでいった軌跡をなぞる、興味深い展示だった。造形作品は、大規模なものが多くなかなか持ってくることができないので、ラフスケッチやミニチュア、映像でできる限りイメージが掴めるようにされていた。所蔵展は「アウトサイダー・アート」ということで、精神障害を持つ人々の作品を展示。突飛な発想で描かれたシュールな作品も多く、とても面白かった。オスヴァルト・チルトナー「婦人(G・クリムトを模して)」という作品には思わず心の中で「似てないよ全然」と突っ込みを入れてしまいました。病質的に、偏質的な傾向があるのか、細密な作品が多かったこと、色彩の鮮やかさが印象的。

昼過ぎに向ケ丘遊園に到着し、生田緑地まで歩く。敷地内に入ったとたん、湿った土と木々の、森のにおいに全身が包まれた。森林浴気分で歩いていると。


ねこがいるの、わかるでしょうか?


さらにこんな森を抜けて、ようやく川崎岡本太郎美術館

青山の記念館は何度も足を運んでいるけれど、こちらの美術館ははじめて。ゆったりのんびりできる記念館と比べ、きっちりと美術館っぽい展示。当然置いてある作品は違うので面白かった(特設展は微妙だったけど)。小学生の課外授業とかぶってしまったので、じっくり観られなかったのが残念。

それから、同じ生田緑地内にある、川崎青少年科学館へ。実はここのプラネタリウムにもメガスター2がある。サンシャイン、未来科学館に続きこれで今週はプラネタリウム三社参り?したことになる。いかにも昔ながらの、古びた施設に固い椅子。解説は肉声で、いろいろな面でアナログなところにかえってほっとする。気が利いているのは、従来のプラネタリウムメガスター2を並べて設置していること。まず従来型で星空を映し、その後メガスターを点灯すると、一気に星の数が増え、そのひとつひとつがくっきりする。天の川なんて、従来のプラネタリウムだと言われてもよくわからないくらいぼんやりしているのだが、メガスターだとくっきりと川状のもやが見える。比較しなきゃなかなか凄さがわからないけれど、メガスター、やっぱりすごい。

プラネタリウム観覧後、新宿に戻り、時間があったので映画「落下の王国」。それからロフトでGDHMを観て帰宅。ここのところかかりきりだった、オースターのニューヨーク三部作も読了し、密度の濃い一日でした。