メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

ブーリン家の姉妹

イングランド王ヘンリ8世の二番目の妻であり、あのスペイン無敵艦隊を破ったことで有名なエリザベス1世の母であるアン・ブーリンとその妹メアリー・ブーリンを中心に描く、言ってみれば「英国版大奥」。まあ、大奥なので、お金かけた2時間メロドラマだと思えばいいのでしょう。内容としてはそう深いものではないのだけど、「うわー王侯貴族の勢力争いってドロドロ!」「王の寵愛を巡る争いってドロドロ!」とその泥沼加減にドキドキしながら、「衣装が豪華!」「女優さんきれい!」と目で楽しむための映画なので、そういう意味ではとても良かった。ナタリー・ポートマンは本当にきれいでスタイルも良くて、気が強く聡明で権力欲の強いアンにぴったりだった(史実ではアンは美しくないらしいけど)。純粋で心優しい妹メアリーを演じるスカーレット・ヨハンソンは、彼女の私生活に由来する先入観が邪魔をしてか、ちょっと妖艶すぎる気もしたけど、やっぱりとてもきれいだった。出産シーンでの雄叫びは、スカーレット、凄く頑張っていたと思う。

大筋は史実どおりなので展開の予想はできたものの、メアリーや弟との関わりについては世界史で習う範囲を逸脱しているので、とても新鮮で面白かった(一部フィクションも含まれているようだけど)。ちなみに一番ショックを受けたのは映画の内容ではなく、帰宅後、作品中でもっとも理性的な、良心ともいえる人物であった姉妹の母親が、「この母親も実はヘンリ8世の愛人だった」と書かれているwikiを読んだことです。ヘンリ8世ってなんでもありなんだ……そして、里子に出されていたメアリ1世とエリザベス1世を呼び戻して女王教育した6番目の奥さんはなんて人間ができているんだろう。
あ、ちなみにヘンリ8世の最初の妻キャサリン役が、アナ・トレントミツバチのささやき)でびっくり。お年を召してもきれいです。