メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

神戸に出張していました

月曜から神戸に出張していた。おそらく本年度最後、もう来年秋までは宿泊付きの出張はないものと思われる。遠出自体は嫌いではないのだけども、仕事メインで自由時間はほとんどないし、上司や同僚と3〜5名のチームでの出張になるのでどうしても気疲れしてしまう。今回、ちょうど神戸ルミナリエが明日からだとのことで、現地担当者からもタイミングの悪さに同情されてしまった。

男性の、特に女のお子さんを持つ上司はわたしを娘さんと重ねるのか、お酒の席などで父について訊かれることが多い。父を褒めることに対して恥ずかしさはないので、わたしは躊躇せず「うちの父は、すごいんですよ。立派な人なんです」と答える。今回一緒に出張した上司には思春期まっただ中の娘さんがいるので、「お父さんのこと、そんな風に言えるのはすごいな」と羨ましそうに言った。

仕事で留守がちだった父に対し、わたしも姉も、子どものころはあまり親近感を持ってはいなかった。気が強く口うるさい母の言葉を黙って受け流す父のことを頼りないと思ってさえいたような気がする。しかし、娘二人が成長するに従い、我が家では父親の存在が大きくなり今に至る。ある程度大人になるまでわからなかったのだけども、うちの父は非常に冷静で論理的で、何よりフェアな人間だった。他人の意見をじっくり聞いた上で、理性的な判断を下す。そして、たいていの場合その結論は正しい。かつて「パパに訊いたって無駄だよ」というのが口癖だった我が家の女三人は、今では物事を決めるときには「パパの意見聞いてから決めようね」が合い言葉になっている。振り返ると、わたしや姉が成長すると同様に、父も、父親として人間として成長していたのかもしれない。

スケジュールの関係で、大阪へ向かう他のメンバーと別れ、わたしだけ本日帰京。移動やホテルでの空き時間に、上巻くらいは読み終えるかと思っていたアーヴィングの「サーカスの息子」、結局100ページくらいしか進まなかった。