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メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

レオナール・フジタ展

よしなし アートとかエンタメとか

昨日午後五時半になってふと仕事に区切りがついた。そういえば今年も残り一週間。あまり休みも取らずに働いた一年だった。せっかくだからあと一日くらい有給取りたいなあ、と思い切り出してみる。「係長、わたし、明日お休みしてもいいですか?」「いいよー」。というわけで、終業後は恵比寿へ行き、心置きなく忘年会でごはんを食べた。というのも会場は中華料理店。油に弱いわたしはもれなくお腹を壊すので、仕事前日には中華とイタリアンは要注意なのである。

本日は幸い天気に恵まれたので、洗濯をしてから上野へ出かける。

上野の森にて、レオナール・フジタ展。展示番号2番が突然、藤田の絵じゃなくて、モディリアーニの描いた藤田の肖像だったので虚をつかれたけど、モディリアーニは好きなので特をした気分。本日の目的は大作「構図」。これだけは生で観なきゃと思っていたのだけど、やっぱりすごかった。「黙示録」もだけど、このひとの描く群像の凄まじさ。生々しくて、神々しい。藤田といえば若い頃の作品しか知らなかったので、晩年色調が変わってから子どもを描いた作品は、なんだかすべてチャッキー人形みたいでちょっと笑ってしまう。

藤田の絵は日本人の描く西洋画ともちょっと違うし、純正エコール・ド・パリの流れともちょっと違って、たどり着いた宗教画も、やっぱりちょっと、西欧のものとは違うように見える。目の描き方など特徴的で、なんていうか、いまでいうコミックアート的な要素が晩年に向かうにつれて強くなる。

モディリアーニピカソと切磋琢磨し、モンパルナスのキキをモデルにした日本人がいたということだけでも、知ったときのわたしにはなんだか不思議な感じだったのに、その彼が晩年描いたのが現代のアーティストに通じるような、コミックアート的な絵だというのは本当におどろくばかり。あと、どの絵も額装がすごくよかったので、そのあたりも見どころかと思います。

表参道をぶらぶらしてから新宿へ戻り映画。バルト9は異常に混むので土日には近寄らないようにしているのだけど、さすが平日の昼過ぎとあって、ゆっくりのんびり観ることができた。昨日読みはじめた「チャイルド44」があまりに面白くてもう上巻を読み終えそうなので、ジュンク堂で下巻を買った。
帰宅してから思い立ってカーテンを洗い、明日の朝焼こうと思って、ベーグルを仕込んだ。