メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

憧れの蔵書票

蔵書票に憧れていた、というか今も憧れている。古書店でまれに、蔵書票チックな値札を使っているところがあると(そういう店はたいてい、本を一冊ずつハトロン紙のカバーでくるんである)嬉しくなって、買った本の値札をいつまでも剥がさない。そんなに好きなら自分の本にも貼ればいい……のだけど、作るのも面倒だしそもそもわたしは、よっぽど気に入っているものを除いて読み終わった本は割と抵抗なく処分してしまう。

お正月に実家の本棚を見ていたら、祖父から借りっ放しだった本が出てきた。中学生のときに借りてそのままなので、もはや私物化といったほうが正しいように思えたそれは「日本詩人全集」のうち、高村光太郎と、与謝野鉄幹/晶子と、宮沢賢治の三冊。とりわけ高村光太郎にはたくさん付箋が付いている。すごく好きで、何百回も読み返した。
そして、ぼろぼろになった箱には……

 

蔵書印。これも、蔵書票の次くらいに憧れていたものではある。しかし、形見分けしてもらおうにも、残念ながらこれらはみな母方の祖父のものなので、名字が違うのだな。