メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

近況

年度変わりのあわただしい週を終える。

朝から長電話をしてしまい時間ギリギリに慌てて飛び出す。花見にでも行くのか、缶ビールで底が抜けそうな袋をぶら下げた若者グループ。どこもかしこも、けぶるような、かすむような、桜一色。好きな花はと問われ、「桜とひまわりとガーベラ」と答えたら、桜だけはイメージに合わないと却下されたことがある。桜の似合うひとはとびきり素敵だとあこがれてしまうのは、どう逆立ちしてもわたしにはそぐわない花なのだからかもしれない。

長い髪の頃は二ヶ月に一度だった美容院に、今は月に一度通っている。ずっと美容院が嫌いだったのは、騒がしくて、スタイリストの他に、何人ものアシスタントがよってたかってシャンプーしたり乾かしたり、そのたびに似たような質問攻めにされるのがめまぐるしかったから。席数の少ない、シャンプーからブローまでずっとマンツーマンのお店に通うようになって、ようやく美容院が好きになった。今通っている下北沢の美容室もマンツーマンなのでのんびりと過ごすことができる。たいていマッサージもお願いするので、月に一度、徹底的にリラックスできるすごく楽しみな時間。今日は、新人の女の子が入ったんですよ、と紹介してもらった。

少し風が強いものの、暖かく晴れていて、北沢川緑道はさぞかしにぎやかなことだろう。開放感にやられてか、今までよりさらに毛先を短めにしてもらった。丸いシルエットのフレンチボブでぱっつん前髪というのは、わたしのイメージする(ちょっとクラッシックな)フランス女優のスタイルのうちひとつ。フランスという国自体へのあこがれはそんなにないつもりでいるんだけども、フランスの洋服と、フランスの女性にはあこがれてやまない。フランス人の女優を見て一番あこがれるのは、人工的な若さを求めるのでもなく、すごく自然に、素敵に年を重ねていくところ。とはいえ、パリジェンヌイメージを求めたところで行き着くところはこけしもしくはミルク飲み人形なのがわたしの限界。

大好きな菜の花のシーズンがやってきた。商店街の八百屋さんで買って帰り、パスタと一緒に茹でた。あとは、鍋にかけた豆乳にコンソメで味を付け、小麦粉でとろみをつけたところにパスタと菜の花を投入すれば、菜の花の豆乳クリームパスタ(もどき)のできあがり。からし和えも好きだし、ただ茹でて、塩をふってたべるのも好き。春が終わるまでは、毎日山ほど食べると思う。

まったく興味がなかった、むしろ嫌いだったはずのアロマキャンドルやお香を、最近よく買う。部屋の中にいいにおいがするのも、その中で眠るのも好きだと思うようになってきた。火事には気をつけたいものです。