メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

最近受けたカルチャーショック3選

ようやく帰宅した22:30過ぎ、オートロックの調子が悪くて何回鍵を挿してもエントランスのドアが開かなかったので、閉め出されちゃうのかと本気で焦った。なにかがドアに引っかかっていたのか、思い切り押したら開いたので一安心。

今日は、最近受けたカルチャーショックについて、恥を忍んで3つほど。

1)平和授業のこと
平和運動をしている市民団体が演奏している音楽を耳にして「あ、原爆の歌だ」と言ったら、周囲が怪訝な顔をした。九州は大分県で義務教育を受けたわたしにとって夏休み中の「8月6日」は登校日と決まっていて、その日は学校に行き、平和授業を受けるのだった。戦争ものの映画を観たり、戦争もののお話をよんだり、歌を歌ったり、お年寄りの体験談を聴いたり。8月6日の平和授業、は文部科学省かなにかが定めたオールジャパンのイベントだと思っていたわたしは、関東ではその日が登校日ですらないと知りとても驚いた。

2)おせったい
土曜日に、お酒の席でハロウィーンパーティーの話をしていて、ふと「わたしが子どもの頃って、まだ《おせったい》やってたんですよ」と言ったら、全員が固まった。「おせったい、って何?」と言われて、またもやわたしは驚愕する。《おせったい》というのは、子どもが近所の家々や、道祖神(そこで大人が待機している)を回りお菓子を貰うという和製ハロウィーン的なイベントである。大分でも市内では見られなかったが、山間部の祖父母宅の近辺や、南部の海辺でも行われていたようだ。てっきり秋祭りや「どんど焼き」のようなオールジャパンのイベントだと思っていたわたしはここでも激しいカルチャーショックを受けたのだった。

3)海苔とチーズ
「おせったい」事件の数時間後、喫茶店に入った我々の目に「磯辺トースト」なる奇怪なメニューが飛び込んで来た。それでふと思い出し「子どもの頃、海苔とチーズを挟んだホットサンドが朝ご飯の定番でした」と言うと、わたしを除いた4名のうち3人は明らかに引いた。残りの1名であるKさんは「あ、うちも、ホットサンドじゃないけど普通のサンドウィッチに海苔とチーズ挟んだのが通常メニューだった」。バウルーの有無はあるものの、パンに海苔とチーズを挟んだものを常食していたという点で、わたしとKさんは共闘態勢に入る。しかし「海苔チーズサンド」の魅力を語るわたしたちに、某先生は冷たく言い放つ「なんかさあ、いかにも昭和の子どもって感じのメニューだよねえ」。違います、海苔チーズサンドは「ホットサンド」という洋風料理に海苔という日本の味覚を取り入れた文化融和的な食べ物なんです! と言い張ったけれど、あまり理解は得られなかったのが残念(※ちなみに普通のハムチーズや、ピザソースとトマトなんかのホットサンドも普通に食べていました)。バターを塗った食パンに、スライスチーズと大判の海苔を挟んで直火式のホットサンドメーカー(いわゆるバウルー)で焼く。おいしいので是非やってみてください。


(10/6追記)
というわけで、おそらく15年ぶりくらい、「海苔チーズサンド」を作ってみた。いや、当時作っていたのは母だから、自分で作るのははじめて。

子どもの頃に食べた味を再現するため、材料は極力「安価な大量生産品」を用いることにして、買い出しをしてきた。パンは、工場で大量生産されているメーカーのもの。チーズはもちろんナチュラルチーズなどではなく、あくまでプロセスタイプのスライスチーズ(しかもとろけないタイプ)。バターも決してカルピスバターやエシレバターなど使ってはいけない。海苔も100円コーナーあたりで手に入る「おかず海苔」あたりが望ましい。バウルーパン(直火式ホットサンドメーカー)も古い方がいい。ちなみに今回は実家からもらってきた30年ものを使用。



あの頃は飲み物なに合わせてたんだろう、思い出せないけどカフェオレかなにかだったのかな、と逡巡しつつ面倒なのでインスタントコーヒーでチープさを倍増させてみた。パセリもプチトマトもなかったので非常に彩りも悪く、野菜不足の夕食になってしまったけど、存分にノスタルジックに浸ることはできました。

え、味ですか? 昭和の味がしました。*1 

*1:でも、わたしの小学生時代は一応平成。