読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

ポーランド映画、ふたつ

映画のはなし

Knife in the Water [DVD] [Import]

Knife in the Water [DVD] [Import]

ロマン・ポランスキー短篇全集 [DVD]

ロマン・ポランスキー短篇全集 [DVD]

友人たちとポランスキーの「水の中のナイフ」と数本の短編を観た。先日スコリモフスキーの「アンナと過ごした四日間」を観て、その関係でスコリモフスキーが「水の中のナイフ」の脚本に参加していたことを知った。で、ゆっくり観返したいなと思っていたところにグッドタイミングだった。プレゼンターがポーランドの方だったので、「水の中のナイフ」は英語字幕版、短編は字幕なし(だけどほとんどサイレントに近い作品なのでこれは問題なし)。日本語字幕で観たときとはまた違った気分で、新鮮に楽しめたのでとても良かったと思う。

「水の中のナイフ」はポランスキーの長編第一作。脚本についてはスコリモフスキーの影響が強かったようで、その後のポランスキーの脚本とは少し雰囲気が違う。とはいえやはりポランスキー、隙のない映画だと思う。のどかな湖のクルージングに、ユーモア溢れる描写と、得体の知れない不安や緊張感の対比。何度観ても飽きることはない。

短編については、短編集の中から「Two Men and a Wardrobe」「When Angels Fall」「The Fat and the Lean」の3本。どれも初見だったのだけど、本当に面白かった。ユーモラスな「Two Men and a Wardrobe」「The Fat and the Lean」ではさんざん笑い、「戦場のピアニスト」以外で唯一の戦争を扱った作品「When Angel Fall」には胸を突かれる。どれもとても素晴らしかったので、他の短編も見たいなー。あと、リスニングはまるでだめでも英語字幕の作品なら(ものによるのかもしれないけど)まだいけそうな気がしてきたので、勉強も兼ねて今後は英語字幕で映画を観ることを積極的に推進していきたいです。

ポランスキーの映画からも、結果的には彼の波瀾万丈の人生(ナチからの脱走にしろ、シャロン・テートの件にしろ)伺い知ることができる。ちょうど今日、英語の授業のディスカッションテーマで、クヌートに代表されるドイツのホッキョクグマブームについて勉強をしたんだけど、ニュルンベルグ動物園は、ニュルンベルク裁判をはじめとする、ナチスによって植え付けれられたマイナスイメージを払拭するためにシロクマのFlockeを活用したのだという。いろんな意味で、多くの人に、そしてヨーロッパの国々に、ナチスが残した傷跡は大きいのだと思い知らされる。わたしは絶対に一度は、アウシュビッツ・ビルケナウを観に行くべきなのだ。