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メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

とりあえずの近況

泣きはらした目で4月1日に出勤し、早くも一週間が過ぎた。指摘しようにもあまりに異様な顔をしていたのかあの日わたしに「目が腫れていますよ」と言ったのはただひとりだった。またあなたの下で働きたいと、かつての上司に伝えわたしは2フロア上へ席を移した。多分わたしが感じているほどの寂しさは誰も感じていなかったんだろう。過剰なセンチメンタルはわたしの性分でもあるし、多分地方出先からここへ異動してきて最初に出会ったのがあの部署だったということもあるのだと思う。ひな鳥みたいにわたしは最初にかわいがってもらったあの部署を、この建物にやってきて最初に会ったI係長を、親だと思ってしまった。絶対的な信頼と愛情を抱いてしまった。

新しい部署はとても風通しがよく、普通なら堪えられないような激務をお祭り気分で乗り切る強さをも持っている。今現在とりわけ重要な案件を抱えているだけあって、おかしな人も面倒なひともいなくて、理想的な人員配置。この一週間も状況はヘビーであるにも関わらず笑いっぱなしで面白可笑しく仕事をしている。そういう意味ではわたしはすごく恵まれているんだと思う。多分わたしはここのこともすごく好きになっちゃうんだろう。

今日、福岡にいた頃隣の席で仕事をしていたAさんが出張ついでにわざわざ会いに来てくれた。2年前、号泣するわたしを見送ってくれた仲間。嬉しくて疲れなんか吹き飛んだ。

わたしは今まで好きになった人誰一人忘れていない。好きな人はどんどん増えていくから苦しいこともどんどん増えていくけど、それでもいいやと最近は思えてきた。犬みたいに好きになった人に忠誠誓ってしまうのもまた性分。わたしは好きな人たちを苦しませたくなくて期待に応えたくて、だからいろんなことができる。それでいい。