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メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

本が好き!

よしなし 本のはなし

本が好き! 本屋さんなら何時間うろついても飽きないし、積み重ねた本を一日中ごろごろしながら捲りつづけるのが至福!

……という人間だったはずなのに、本好きどころか、最近はまったくといっていいほど本を読めていない。テレビの隣に読み終わってない本置き場があり、中にはほんの少し手をつけただけで一年近くも並んだきりの本もある(エリクソンの「エクスタシーの湖」!)。さらに、「読んでみて」と友人が貸してくれた本はビニール袋から出すことなく既に半年(わたしが貸した「サマリア」のDVDも戻ってきていないから大丈夫と自分に言い訳している)。読めるのは、軽いエッセイや、ライトノベルに毛が生えたようなエンターテインメントだけ。「キャッチ=22」も「メイスン&ディクスン」も、「狙われたキツネ」だって、冒頭は調子よくはじめて、美しいとか楽しいとか感じていたのに途中で止まったまま。「訳が出る前にわたし、自力で一度読み切ります。競争ですよ」と訳者を前に勝負宣言したにも関わらず、結局30ページくらいしか読んでいない大好きな海外作家の新作……は発売から数ヶ月が過ぎもはや新作とも呼べない。(この翻訳者氏はわたしのことを「君は今どき珍しい文学少女だよね」と言ってくれたこともあったのに、今はこの有様)

小説映画音楽の比重がぐるぐると入れ替わる自分の、今は映画と音楽に偏っている時期なんだ、放っておいてもいつかは本に戻る。そう思ってはいるけれど、音楽や映画が成長するにつれて好きになったものである一方、本は記憶すらしていないほど小さな頃から大好きだった。言ってみれば一番古くからの親友である書籍に対して、今とんでもない不義理を働いている……積み上がる本をちらりと横目でうかがって、見て見ぬ振りをしてわたしは毎日後ろ暗い気分になる。

読まないから、書かない。書かないから、どんどん文章もめちゃくちゃになっていく。ここの更新頻度が少なくなって、内容も薄く荒くなっていく。ああ、そろそろ不義理の友人にもう一度手をさしのべたい。読書の神様に愛されたい。本気でわたしはここ最近焦燥しているのです。


(※哀しき未読本置き場。せめて今日から寝る前に10ページでも読むことにします)