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メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

ある種の裸族

よしなし

昔、ブックカバーについて書いたことがある。わたしはブックカバーが苦手で、本屋でもすべて断るし、それどころかハードカバーも文庫も、カバーをすべて外して読むのだと。あれは、紙が手の中で動くせわしなさが嫌いだから。

でもよく考えたら、それ以外でも基本的に、カバーって嫌いだ。

パソコンのキーボードにかぶせるシリコンのカバーは、昔一度買ったことがあるけども、すぐに外してしまった。iPhoneはさすがに落としたときのダメージが怖いのでケースを使っているけれど、一番薄くて目立たないもの。5発売まであと半年だと見込んで、そろそろ裸で使ってもいいかとうずうずしている。iPadも同じ理由で仕方なくカバーをかけている一方、作りが単純なKindleは壊れやしないだろうと、丸裸でカバンに投げ込んでいる。

とりわけ苦手なのは、カメラのケース。

はじめて買ったのはD-LUX3で、コンパクトカメラにしては値段が高かったこともあり、気合いを入れて純正のレザーケースを買った。一万円くらいした。でも、結局一度しか使わなかった。かさばって邪魔だし、機動性が落ちる。結局、これまで持ったカメラを、わたしはすべて裸で使ってきた。他の電子機器もそうだけど、とりわけカメラは、それ自体きれいなものが多い。少なくともわたしは美しいカメラしか買わないから、あえて着膨れさせたくないなという気持ちもちょっとだけある。

もしかしたら、というより確実に、精密機器であるカメラに悪い影響を与えてしまう。ほこりがレンズに入ってしまうかも。と頭のすみにはありながら、カメラはケースに入れずに持ち歩く。絶対落とさないし、すぐにシャッターを押せるので、写真を撮るつもりで出かけるときは両吊りで首から下げるようになった。今では、コンパクトカメラでも、ストラップ穴がひとつしかないものは買わない。左右に穴があって、両吊りできるというのはもしかしたら、何より重要視している条件かもしれない(だから、結局D-LUXは手放した)。