読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

無題

はてなダイアリー(無料)に強制広告表示がはじまった。正直、ここでお金を払ってアドを消そうが、アドを受け入れようが、「はてなダイアリー」を使い続けられる期間はそう長くないような気がしている。「はてなブログ」への全面移行を、どのようなやり方で、どのタイミングで打ち出してくるのか、まったくわからないけれど。で、そろそろ身の振り方を考えなければいけないと、考えはじめている。

人にこぼせないことを吐き出す場所を作りたくて、ひっそり書きはじめた。当時は若かったし、恋をしていたから、今よりも内省的なエントリーが多かった。他人の目に触れるという意識は薄く、恥ずかしげもなく青臭いことを書き散らしていた。8年という時間や、知らぬうちに溜まった数百のエントリーが惜しいわけではない。極端な話、わたしの文章なんか全部消えたっていい。でも、このスペースがなくなってしまうことを想像すると、どうしようもなく寂しい気持ちになる。ここには彼の書き込みが残っている。

はてなダイアリー」がいつか「はてなブログ」に統合されるとき、移行しない日記・長く更新のない日記をどう扱うのだろうかと、やきもきしはじめているのは、「はてなダイアリー」には彼の絵と文章があるから。酔っぱらって更新サボってるだけなんじゃないかと思って、今もときどき見に行ってしまう。

彼がいなくなったことを知った後で、このページの、普段まるで見ない足跡を確認した。数ヶ月分さかのぼってやっと彼のIDを見つけた。彼が読んでくれた、わたしの最後のエントリーは、倒れたサッカー選手の無事を祈る単文だった。もっと、楽しいことや、きれいなことを書いた日を読んでもらいたかった。どちらかといえばその次の「ビリケン」を読んで欲しかった、と考えた。別にそれが、会心のエントリーだったわけでもないのに。

その8月2日から、丸一年が経った。
この映画にはティルダが出ているから、感想書いたらきっと反応くれたんだろうな、とか。日記やTwitterに、彼の好きそうな作品についてポストするときは必ず考える。考えてさびしくなって、投稿をやめることもある。