メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

ジーザス若しくはxyz

カレーを食べに行く途中、友人が「ジーザスがクライスト」と言い出した頃は確か、まだ夏の盛りだった。ファスナーが開いていることを遠回しに伝えるための良い隠語はないかと話しているときに、彼女の同僚が提案したのが「ジーザスがクライストしてますよ」。ジーザスがクライスト。意味不明。でも語感がいい。そしてなんとなく伝わるような気がする(いや、しないか)。しばらく爆笑した。

男性の友人が、「今朝中央線で、背中の真ん中までワンピースのファスナーが開いている女性がいたんだけど、痴漢と思われるのが怖くて指摘できなかった。ああいうとき何か良い方法ないかなあ」とぼやいていたのも少し前。確かにそういうときって(特に異性からだと)、指摘された恥ずかしさで怒ったような反応をしてしまう人もいるらしいから、彼の不安ももっともだ。ちなみにわたしは以前、大型スーパーの食品売り場で、血相変えたおばさまに「あなた! ちょっと大変よ!」と呼び止められたことがある。スカートの裏地をタイツに巻き込んでいたため、透け透けのシフォン生地だけをひらひらさせて歩いているのを見て、あわてて声をかけたのだと言われた。

今朝、FBで興味深いポストを見かけた。「アメリカ人に『xyz』と囁かれたら、ファスナーを確認すること」。米スラングの「xyz」は「examine your zipper」の略で、要するに「ファスナー開いてるよ」の意。へえ、と思うと同時に、ずけずけものを言う印象のアメリカ人も、ファスナーが開いていることを指摘するのはためらうんだ、と、あの躊躇が国境を越えることを知り、ちょっと嬉しかった。