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メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

神様がいるという場所

旅のはなし

古事記日本書紀で「天照大神が隠れた」とされる天岩戸。天岩戸を名乗る場所は国内にいくつもあるそうなのだけれど、今回宮崎県の高千穂にある天岩戸神社を訪ねてみた。(実はなんとなく「高千穂に行きたい」と言ってみただけで、ここに天岩戸があることも事前には知らなかったんだけど。)

高千穂の神社で気になったのは、吊るしてある切り絵。「彫り物(えりもの)」と呼ばれる縁起物(?)らしい。切り絵好きなので、すごく気になる。かわいい図案もけっこうあった。
GWで人も多かったので、西本宮の裏手にあるという天岩戸(別途申し込みが必要)までは拝観せず、天安河原へ降りる。天照大神が岩戸に隠れたときに、八百万の神々が気を引くためのどんちゃん騒ぎをしたという場所。


川のある山道は好き。ひんやりして、いいにおいがする。


「仰慕窟」という岩屋の中に、八百万の神が祭られている。

この一帯は、「天岩戸」を名乗るようになる以前から地元民の信仰の対象だったらしい。ここに神様を感じる気持ち、神様の話を持ってきたくなっちゃう気持ちは、よくわかる。畏れたり敬ったり、わき上がる気持ちがあってそこに物語がついてくる。



願いをかけて小石を積む習慣は、どうやら戦後のものらしい。すでに見渡す限り石は積み尽くされ、新たに願いをかけるには、誰かが願いをかけた石を崩すしかない。欲望ってそういうものかもね、と話しながら帰った。