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メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

迷惑メールの結末が気になる

「難病で入院、孤独な少年の主治医」を名乗る人物より「お礼に大金を渡すので少年のメール友達になってあげてほしい」というメールが届いたのは数年前だったか。もちろんその少年と連絡をとるには指定のサイト経由でメール交換(ポイント購入必須)となるわけで、よくある出会い系スパムである。面倒だったので、スパム報告も受信拒否もせず放置していたら、継続的に、続きが届くようになった。ストーリー仕立てのスパムメールだったのだ。

「まだご連絡いただけませんね。少年はあなたと話すことだけを楽しみにしているのに」「彼の病状が悪化し、死ぬかもしれない大手術を受けることになりました。なんとか最後に一度だけでも連絡をもらえませんか」。ついには少年も参戦し「僕は死んじゃうかもしてないんだ。あなたと一度だけでもお話ししてみたかったなあ」などと良心に訴えかけてくる。面白いのでずっと読み続け、いつかはこの少年は命を落とすのだろうか等々想像を巡らせていたが、最後どうなったかは覚えていない。その後メールサーバーもお利口になり、わたしもがちがちのセキュリティをかけるようになり、迷惑メールはほとんど来なくなった。

と思いきや、先日突然iTunesレセプトを受け取るためだけに使っているアドレスに突然「お誕生日おめでとう」メールが届いた。友人知人、誰も知らないはずのメールアドレスに、突然。

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一瞬「あれ、誰だっけこれ」と思わせる文面。しかし残念ながら王様もロバも恋する季節の生まれであるわたしの誕生日は半年も先。スパムか間違いメールか、ともかく放っておいたところ、数時間後にまた来た。

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平日日中の勤め人にたったの5時間程度で返事の督促をするとは、なんと常識のない人物だろう。この時点でスパム確定。

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ぴったり5時間ごとに次のメールを送るスクリプトなんでしょうね。

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さすがに真夜中に送信しないだけの常識はあるのか、次の一通は翌朝。

わたしにはこんなイラっとくる顔文字を使いながら馴れ馴れしくかつ頭の悪そうな文章でメールをよこすような友人はいない。そろそろ飽きてきたので受信拒否してしまおうかと思っていたところ、次のメールで新たな展開が訪れた。

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「去年のライブ」? 新しい設定が出てきたのでもう少し様子をみることに。

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どうも「間違いメール戦法」が、ときどきニュースで見かける「芸能人を装った出会い系メールにお金を巻き上げられる」事案に変わってきた。しかし「楽屋で会った時にお互い」とは一体どういうことなんだろう。前のメールでは「グルーピー(死語)にメールを送るバンドマン」設定かと思っていたけれど、もしやこれはお互い業界人であるという設定なんだろうか。ちょっと無理があるのでは。

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だからわたしの誕生日は(以下略)。そして2パラ目がさらに謎。「新曲の件はそっちから事務所に説明しておいてくれよな」って、バンド仲間なの? しかも逆ギレってどういうこと? もはや設定の一貫性が保たれていないような気がする。

というわけで、もう少し続きを見たいなとわくわくしはじめたところで、かのアドレスからのスパムメールは止まってしまった。ここで打ち止めなのか、反応が悪いので途中で止められてしまったのか。苛立つスパムが止まって安心半分、続きを見届けたかった残念な気持ち半分な今日この頃です。