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メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

40年目の『Monty Python and the Holy Grail』

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40周年ということで、テリー・ジョーンズが新たなボイスオーバーを録音しているとか、劇場で再公開とか、賑やかな話が聞こえて来る『Monty Python and the Holy Grail』。50周年まで何人が存命かわからないし、80歳を超えていればイベントに駆り出すのも簡単ではないだろう。メンバー巻き込んでのお祭りができるのは、きっと今のうち。

この日は大英図書館(The British Library)での上映会。大英図書館のコンコースで野外上映が行われるのは歴史上はじめてとのこと。幸いわたしは先着順で売り出されたマイケル・ペイリンのトークイベント付きチケットを購入できたので、生マイクにわくわくしながら会場へ向かった。

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カンファレンスセンターの入り口にはすでに大行列ができていた。素晴らしかったのが、4名のコスプレスタッフ(多分上映担当のLUNA CINEMAのスタッフではなく、Monty Python側のスタッフだと思う)が列の整理をしながら客を笑わせていたこと。映画を知っている人にはおなじみの、パッツィ、サー・ロビン、ズート姫、魔法使いティム4名のコスプレはなかなかクオリティが高く、パッツィは軽快にココナッツを鳴らしている。カンファレンスルームに入ってトークセッション開始を待つ間はティムが大活躍。遅れて入ってきたお客さんを「You!」と怒鳴りつけては客を笑わせていた。

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マイクのトークセッションは、ライターのダン・ジョーンズが聞き手。ところどころで『フライングサーカス』や『ホーリーグレイル』の映像を挟みながら、裏話や作品への思いを聞いていく。内容的には過去のインタビューやDVDのボイスオーバーで聞いた話がほとんどだったけれど、目の前でマイクが話しているというだけで感激はひとしおだった。

「結婚を控えた友人カップルにアドバイスを」という質問で幕をあげたQ&Aセッションも、ごくまっとうな映画に関する質問がほとんど。意外だったのは、(ダンも話題にはしていたけれど)予算に関する質問が多かったこと。低予算作品として有名なだけに、予算獲得の苦労や「もしもっとお金があったらどうなっていたか」など興味を惹くのかもしれない。

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印象的だったのは、「パイソンズで作った映画の中で一番はどれか」という質問で、これは「この上映会の場では答えづらいな」と言いつつ、『ライフ・オブ・ブライアン』のタイトルをあげた。しかし、映画として含有するものや方向性、社会への挑戦的な部分などで『ライフ・オブ・ブライアン』は特異な要素を持つ作品であることも認め、「スケッチコメディをベースとした90分の娯楽映画」としての『ホーリーグレイル』の素晴らしさを語ってくれたことも、この作品のファンとしては嬉しいところ。

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上映は、幸い雨は降らなかったものの風が強く、やや肌寒い中ながらたいへんに盛り上がった。


やっぱりこのミュージカルシーンが何度見ても大好き。