メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

素晴らしきレザークリーニング

ずっと興味のあった、レザーバッグのクリーニング。靴のクリーニングは過去に何度か利用したことがあるけれど、バッグは敷居も値段も高くて躊躇していた。

しかし、春。

わたしは春が近づくと一度全ての持ち物を見直したくなる。ちょうど2〜3月あたりは、10年以上着ているコートの袖を直したり、くすんだ金属ボタンを水牛ボタンに取り替えたり、靴のかかとを直したりといった作業(といっても全部外部)に勤しんでいた。

そんな中、手持ちの皮鞄を見返して、どうにも我慢ならなくなった。

TOPKAPIという国内ブランドのオレンジ系のバッグ。当時住んでいた福岡の天神岩田屋で一目惚れして買ったもの。カジュアルにもビジネスにも使えるので購入して10年ほど経つけれどまだまだ現役で活躍している。

ぱっと見、蓋の隅がちょっと反っていることくらいしか気にならない、まだまだ綺麗に見えるこのバッグ。

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しかし、よく見ると……

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持ち手がかなり黒ずんでしまっている。これが手垢の集積だと思うと恐ろしい。気に入っている鞄なのに、この汚れが気になりはじめると、使うのにも躊躇する。

そこで思い立って、クリーニングに出すことにした。

いつも靴修理をお願いしているところや、近所のクリーニング店より、この手のサービスはネット通販の方が充実している。やり取りが面倒なので「往復送料無料(込)」「集荷に来てもらえる」ところで、値段が手頃で、評判も悪くなさそうなところを探した。

結局この「協和クリーニング」さんを使うことにした。1日の受注数が決まっており、すでに定数に達しているその日は申し込みができず、数日待って再度ウェブから発注した。申し込みのフォームに集荷希望日を記載するようになっていて、後はその日までに鞄を梱包しておくだけ。

数日後、商品の状態を確認したお店から電話があり、詳しい処理内容について相談をする。わたしの鞄の場合、クリーニング(シミ抜き)と色修正に、処理時にステッチ部分をマスキングする処理も必要とのことで、合計(税込)が17,064円。実は鞄の購入価格は確か3万円弱。10年間使った3万円の鞄を1万7千円かけてクリーニングすることに価値を見出すかどうかは、人それぞれだと思うけれど、わたしはこの鞄をまだまだ使い続けたいと思っているので、特に迷いなくそのまま作業をお願いした。

そして約1ヶ月後。

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この通り、ピカピカになった鞄は、中に紙の詰め物、不織布のカバーに包まれてしっかりした段ボールに入って送り返されてきました。持ち手の黒ずみもきれいになくなっていて、感動すると同時に今後は傷が浅いうちにちゃんと家でもクリーナーでメンテナンスしなければ、と決意。再び第一線に戻ったこの鞄、またしばらくは活躍してくれそう。

改めて思うのだけど、わたしの場合、新しいものを買った時より、気に入っているものがメンテナンスから戻ってきたときの方により喜びを感じる気がする。