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メトロガール

あたし、東京の、どこにいるか、ごぞんじですか?

鯖燻への誘い

鯖の燻製が好きだ。

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青魚全般が好きで、特に鯖は、生でも酢で〆ても加熱しても美味しい、味噌や醤油や生姜にあんなに合うのに、オリーブオイルと塩にも完璧に調和する。米にも合う、パンにも合う、パスタにも合う。これはもしや、完全に近い食材なんじゃないか。

しかしわたしは、ひとり暮らしかつ超がつく面倒くさがりで、料理もあまり好きではない。自分一人のために生鯖の調理などあり得ない面倒臭さだし、魚焼きグリルがないので塩サバを焼くのも簡単ではない。だったら鯖缶、といきたいところだが、油でヌルヌルする空き缶の処理が不愉快に感じられ、わたしは油分のある缶詰を積極的には使わない。要するに、自宅で鯖を楽しむのは存外にハードルが高いのである。

そんなところに現れた救世主が、鯖の燻製だった。鯖の半身を燻して、真空パックしてある。一見塩サバや一夜干しと変わらないようにも思えるが、燻製されていることにより生臭さが抑えられていること、水分が減っており扱いやすいこと、既に加熱されているので気軽に使えること、等々「面倒くさがりな鯖好き」には良いことしか見当たらない。

問題は値段と入手経路で、近所のスーパーマーケットではまず見かけないため、通信販売で買うしかない。その値段も、比較的安いところでも「半身1枚で500円」(+クール便の送料)が相場。高いなあと思いつつ、ときおり鯖欲が高まったタイミングでえいやと頼んでしまう。冷凍保存できるのでまとめ買いできるのはありがたく、今回は一気に10枚購入した。その喜びで先日は弁当にもサバサンドを作った訳で、ちびちび使えばこれで数ヶ月は鯖料理が楽しめる見込みである。幸せ。

悲劇的な余談としては、クール便が届く日うきうきしながら家路を急ぐわたしは、偶然立ち寄った小田急ハルクの明治屋の冷蔵棚に「半身399円(くらい、ショックのあまり金額はうろ覚え)」の鯖の燻製を発見したのだった。安い、そして送料もかからない。明治屋があの鯖の燻製を常備しているのなら、生活圏での安定供給の目処が立ってありがたいのだけど、どうなんだろう。

ちなみに鯖の燻製、そのままでも酒のつまみになるだろうし、炙って一夜干しのようにご飯のおかずにしてもいい。でもオススメはやはりサバサンドや鯖のラタトゥイユラタトゥイユは、野菜と鯖とオリーブオイルと塩(辛いのがお好きなら生のチリペッパーを入れるのがおすすめ)だけで旨味たっぷり、パンに添えるのはもちろんパスタソースにしても絶品だ。

わたしは家に来た友人にそっと鯖燻料理を振舞うという草の根活動を地味に続けており、いずれは近所のスーパーどこにでも鯖の燻製が299円くらいで売られている世界が来る日を待ち望んでいるのです。密やかに。

 

ちなみにわたしに鯖の燻製の魅力を教えてくれたロンドンでは、このようなパッケージでどこのスーパーマーケットにも置いてある。何より安い。日本の鯖燻は高いだけあって処理は丁寧なのだけど、多少小骨が残っていてもいいのでもっと手軽に入手できる方が嬉しいな。

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(過去の活用例)

1. 焼き魚風

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2. サバサンド

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3. ラタトゥイユ(パスタと和えるのがおすすめです)

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